えごま油によって血圧が下がるのか?
高めの血圧を下げる効果がある食品として注目を浴びているのがえごま油です。テレビ番組等で紹介され、あっという間に広がりました。
今回は、えごま油で血圧が下がる理由と効果的なとり方についてまとめます。
えごま油で血圧は下がるの?
結論から申し上げると、えごま油は血圧を下げる食べ物です。
ただし、延々と下がり続けるわけではありません。それでは低血圧の状態になってしまい意味がありません。高めの血圧が正常の範囲まで下がるという意味です。
理由は、えごま油に含まれている成分です。えごま油にはαリノレン酸という成分が含まれています。いわゆるオメガ3系脂肪酸といわれる成分です。
αリノレン酸をとると体内でDHAやEPAに変身します。DHAやEPAは、別名「血液サラサラ成分」ですから、血液の流れがよくなり、血圧が下がっていくというわけです。
また、血管を若々しく保つ成分でもあるので、動脈硬化の予防にもピッタリな成分と言えます。
えごま油の効果的なとり方は?どれくらいとればいいの?
えごま油の効果的なとり方は、毎日スプーン1杯のえごま油を野菜等にかけてとるというとり方です。
理由は、えごま油の成分は熱に弱いという性質があるからです。
1日のおすすめ量は、小さじ1杯程度です。
「納豆が好きだから、納豆のテレとして使う」
自分の好みの方法で毎日とることが、長続きする秘訣です。
えごま油を毎日とっても何も変わらない場合は?
えごま油は、食生活を改善してくれます。毎日とり続けても血圧が変わらない場合は、もう一つの生活習慣である運動を見直すことをおすすめします。
厚生労働省によると、毎日30分間の有酸素運動が有効とされています。
まったく運動していない場合は、まずは1日15分間のウォーキングから始めるとよいでしょう。いきなり無理はせずに、簡単な運動から始めていき、やがて時間を30分間にのばしていくようにします。
えごま油のおすすめの選び方
えごま油の成分であるαリノレン酸は、熱に弱いという特徴があります。ですから、えごま油を選ぶ段階から低温処理してあるものを選びます。
えごま油選びで大切にしてほしいことは、品質がよいものを選ぶということです。品質がよくないものも出回っているようですから気をつけましょう。大手メーカーで売れている商品を選ぶと間違いはないと思います。
おすすめはこちらです。
“大容量”というところがポイントです。
えごま油は安いものではありません。1本に少量のえごま油が入って結構な値段がします。ですから、大容量タイプだと安くなりお得です。
気をつけてほしいことは、どんなに健康によいものでも、とりすぎは逆によくないということです。
適切な量を毎日続けることが何よりも大切です。えごま油と運動で、血圧管理をがんばってみましょう。