自分の血液がサラサラに近いのか?それともドロドロに近いのか?
血液検査をしても、残念ながら結果には何も書いてありません。血液検査の数値を見ながら、自分で判断していくしかありません。今回は、一般的な血液検査や献血で分かる血液検査の結果の見方を紹介します。
血液検査はどこで?どうやって?
血液のサラサラ度チェックは、血液検査でできます。病院で血液検査を申し込むと、すぐに検査してくれますので早いです。結果がでるまでに時間はかかります。
もう一つの方法は献血です。献血に行くと、簡単な健康状態のチェックも同時に行ってくれます。献血は、「困っている誰かのお役に立てる!」という崇高な目的があります。ついでに血液の状態も教えてくれるのでおすすめです。献血の場合は、何度も続けて行うことはできません。1回の献血の後、種類によって2週間から4か月間を空けなければいけません。詳しくは、ご自分が受けられたタイプの献血後の説明をお聞きください。
血液検査の見方!サラサラ?ドロドロ?
まずは血液検査以前のことですが、血圧が140/90以上の場合は、おおむね血液はドロドロに近い状態と考えたほうがいいです。すでに血圧の正常範囲を超えていますので、何らかの取り組みが必要な状態です。
血液検査では、主に次の3つの数値を見ます。
・コレステロール値
・血中中性脂肪
まず、PLT(血小板数)です。基準は14~38となっています。これよりも多い場合は、血の固まりができやすい状態になっていくので、ドロドロに近づいていきます。
コレステロール値は、総コレステロール、善玉コレステロール、悪玉コレステロールの値を見ます。そえぞれの基準は次の通りです。
総コレステロール値 140~219 ㎎/dl
HLDコレステロール値(善玉) 40~119 ㎎/dl
LDLコレステロール値(悪玉) 60~119 ㎎/dl
まずは総コレステロール値ですが、総コレステロール値が基準よりも大きいと、血液はドロドロに近づいていきます。次に、HLDコレステロール値(善玉)とLDLコレステロール値(悪玉)ですが、この二つは割合で見ます。善玉の方が割合的に多いとサラサラに、悪玉の方が多いと割合的にドロドロに近づいていきます。
最後に血中中性脂肪値です。これは血液の中に含まれている脂肪のようなものです。基準は30~149 ㎎/dlとされていて、これよりも多い場合は、血液ドロドロの状態近にづいていきます。
人間ドックや健康診断で追加で受けられる検査
自分の血液の状態がどうなのかどうしても気になる方は、人間ドックや健康診断で追加オプションで受けられる検査もあります。それなりの費用が発生しますので、申し込む前に確認しましょう。
MC-FAN検査は、血液の実際の流れ方を見る検査です。血液を採血して人口のシリコンの毛細血管に流します。そして血液の流れ方を測定します。ドロドロかサラサラかすぐに分かる検査です。
ABI検査は、足の動脈の詰まり具合を測定する検査です。血液がスムーズに流れているかが分かります。CAVI検査は、心臓から足首までの動脈硬化度をチェックする検査です。血管が硬くなる動脈硬化は、恐ろしい病気です。早期発見につながります。
当然、血液はドロドロよりもサラサラの方が良いです。仮に数値が高くドロドロに近かったとしても、食事を改善していくことでサラサラに近づけることができます。落ち込む前に行動しましょう。DHAやEPAは、血液サラサラ成分といわれる注目の成分です。主に青魚に多く含まれています。バランスの良い食事と魚を食べることで、健康的な生活を送りましょう。