健康診断や人間ドックで血圧を測ってビックリ!かなり高かった!
血圧が高かった場合、どんなことをすれば下げらるるのでしょうか?
一つ言えることは、放置は危険ということです。症状がなくとも、血圧が高い時点で心臓と血管に負担がかかっているのです。血圧が高かった場合にやるべき3つのことを説明します。
血圧が高くなるのは生活習慣
健康診断や人間ドックで血圧が高かった場合は、その場で医師に相談しましょう。そのための健診です。たまたま自分で血圧測定をしたときに血圧が高かった場合は、時間を空けて数回測ってみましょう。
あまり変化がなく、血圧が高い状態だった場合は、血圧を下げる必要があります。血圧が高くなる原因の多くは、生活習慣にあります。毎日の生活の積み重ねが、今の健康状態をつくっているのです。ですから、生活習慣を改善していくことで、高めの血圧を下げていくことができます。時間はかかりますが、しっかりと取り組んでいけば、必ず成果が出ていますので安心してください。
具体的には、次の3つです。
2 運動習慣を身につける
3 毎日血圧測定をする
それぞれについて、詳しく説明します。
1 毎日の食生活を見直す
血圧と大きな関係があるのが、毎日の食事です。わたしたちの身体は、食事によってつくられていきますから、当然なのです。
最も気をつけるべきところは、塩分の摂りすぎです。血圧が高い場合は、1日6gまでとされています。しかし、毎食ごとに塩分を測りながら食べることはできませんので、なるべく塩分を減らした減塩食にします。
コンビニ弁当やインスタント食品、梅干しなど味が濃いものには、多くの塩分が使われています。なるべく食べないようにしましょう。
食材は、野菜と魚がおすすめです。野菜には、カリウムという成分が含まれています。カリウムは、体内の塩分を外に出すはたらきがあります。カリウムを多く含む野菜は、パセリや芋類です。
魚には、DHAとEPAという成分が含まれています。DHAやEPAは、血液サラサラ成分と言われ、ドロドロになった血液を流れやすいサラサラの血液へと変えてくれます。強い抗酸化作用があり、血管が老化して硬くなっていくのを防いでくれます。
2 運動習慣を身につける
血圧が高い状態は、血液の流れが良くない状態でもあります。適度な運動は、血液の循環を良くし、体の機能を高めてくれます。
有酸素運動が有効とされていて、1日30分の運動が目安です。1日30分のウォーキングやジョギング、サイクリングなどがおすすめです。無理な運動や激しい運動は、続きませんし、足腰を傷める場合があります。
自分に合った、楽しめる運動を見つけ、続けていくことが大切です。
3 毎日血圧測定をする
自分の体の状態を正しく知ることは、健康な生活を送るためには必要なことです。もし、血圧計をお持ちでない場合は、血圧計を購入しましょう。上腕式血圧計が正しく測定できておすすめです。
血圧測定は、毎日2回行います。朝と夕方です。
朝は、起床後にトイレを済ませて血圧を測定します。トイレを我慢したまま測定すると、高くなる場合があるからです。
夕方は、就寝前1時間くらいに測定します。食後、入浴後1時間は避けてください。心身ともにゆったりとリラックスした状態で測定します。
血圧測定後には、結果を記録していきます。病院からは、「血圧手帳」等が渡されます。どんなノートや紙でもかまいませんので、毎日の記録をとることをおすすめします。自分の血圧の変化や傾向がよく分かるようになります。血圧計によっては、測定結果を自動で記録してくれるものもあります。それらを利用すると便利です。また、スマホをお持ちの方は、無料のアプリもたくさんあります。利用できる場合は、使ってみるとよいでしょう。
まとめ
血圧が高かった場合、まずすべきことは、生活習慣の見直しです。
食事を減塩食にすること!運動習慣を身につけること!血圧測定をすること!
自分の健康は、毎日の生活の積み重ねでつくられていきます。1日も早く血圧が安定し、安心して生活できるようになるといいですね。